企業変革の“安全性”を確保する ビジネスの変革を支えるオラクルのソリューション


企業変革の“安全性”を確保する
ビジネスの変革を支えるオラクルのソリューション

 ビジネス変革のただ中にあるときは、顧客を第一に考えなければならない。適切なテクノロジー・パートナーと協業すれば、ビジネスの変革に必要なテクノロジーが得られるだけでなく、顧客中心の変革を進めることもできる。

 安全科学*1に関するサービスをグローバルに提供するUL(旧Underwriters Laboratories)が、戦略的基盤とビジネス・ソフトウェア提供者としてオラクルを選んだのは、そうした理由からだ。

 「ULの使命は、より安全な生活・労働環境をつくることです。その使命の遂行に注力せざるをえないため、ソフトウェアの管理にかける時間はありません」と、ULのCIO、クリスティアン・アンシュッツ氏は話す。「顧客に対する価値あるサービスの提供など、注力すべき数多くの重要な取組みがあるため、事業運営のためのテクノロジーに気をもんでいる時間はないのです」。

 ULのビジネス変革が始まったのは数年前だ。かつては、おもに米国市場で、1つの分野でのみ事業を展開する非営利団体だった。しかし現在では、世界中で多様な新しいサービスを提供しており、最近になって営利企業として再編された。これらの重大な変化にともない、ビジネスそのものも大きく変わることが求められた。こうした変革を支えるため、同社はオラクル製品をベースとした基盤とビジネス・ソフトウェアによるプラットフォームを新たに構築した。

 「オラクルは、大規模かつグローバルに多様な事業を展開する当社のような企業の運営に、何が必要かを熟知しています」とアンシュッツ氏は話す。「オラクルであれば、当社の事業運営に必要かつ最適な製品を提供してくれるという確信がありました。このことが、変革のための取組みを進めるうえで重要な鍵となりました。テクノロジーに関して悩むことなく、プロセスや人員の変革に注力することができたのです」。

世界的なビジネスチャンス

 ULは、1894年に北米で設立された。当初のビジネスモデルは、いくつかのきわめて高度な最先端の実験施設を保有し、それらの設備で顧客企業のあらゆる種類の試験を実施するというものだった。

 現在同社は58の市場で事業を展開し、110の国と地域にサービスを提供するグローバル企業となっている。世界中に74の実験施設と1万1,000人の従業員を擁しており、収益の50%以上が米国外でのものだ。また、この2年で33件の企業買収もおこなった。

 「ULの事業内容はますます多様化しており、わずか数年前と比べても事業の幅が大きく広がっています」とアンシュッツ氏は話す。

ビジネスとITの変革

 変革の究極的な目標は、顧客とそのニーズに焦点を合わせることだ。同社は、顧客企業が新製品を開発する際に、世界の複雑かつ多様な規制や標準規格に適合できるように支援することで、顧客企業が新製品の製造開始直後から迅速にサプライチェーンを構築して市場へ投入できるよう支援している。

 「当社の変革は、市場での、顧客企業の競争力獲得を支援すべく、組織やサービスを整えることが目的でした」とアンシュッツ氏は述べる。「顧客企業が新製品のアイデアを製品として市場に投入するまでの時間をできる限り短縮できるよう、当社の姿勢や考え方、製品とサービスのポートフォリオを変革したのです」。

 このようなビジネスでの変化を進めるためには、基盤となるテクノロジーを大規模かつ根本的に見直す必要があった。複数の分散した場所からシームレスに利用できるソリューションを必要としていたのだ。

 さまざまなソリューションを評価した結果、ULは、Oracle Exadata Database Machine(以下、Oracle Exadata)、Oracle Exalogic Elastic Cloud(以下、Oracle Exalogic)といったエンジニアド・システムズから、カスタマイズしていないOracle E-Business Suiteまで、すべてのスタックでオラクル製品を導入することにした。Oracle E-Business Suiteはその完全性と堅牢性、Oracle ExadataとOracle Exalogicはスピードと拡張性、Oracle Fusion MiddlewareはERP*2化されていない買収した企業の業務とシステムとの統合、Oracle Identity Managementはユーザーと顧客の両方のアクセス管理のために選択された。オラクルという単一のベンダーとのパートナーシップによって、高いレベルで迅速に統合をおこなえたが、もっとも重要なのは、オラクルがこの変革の取組みを成功へと導く製品に、徹底的に投資してきた企業であるということだ。

安全科学を支える技術

 Oracle Exadata Database Machine、およびOracle Exalogic Elastic Cloudを含むオラクルのエンジニアド・システムズはあらかじめ統合されているため、コストや複雑さは低減され、生産性とパフォーマンスを向上させることができる。


 テクノロジーの変革が完了したことで、ULはOracle Exadata、およびOracle Exalogic上で実行される単一のOracle E-Business Suiteのインスタンスを利用して、世界中でビジネスがおこなえるようになった。同社は2013年12月、予定どおりの期間、予算内で、18カ月にわたる導入作業を完遂した。プロジェクトはきわめて順調に進んだため、途中でプロジェクトの範囲を拡大し、プロジェクト進行中に買収した3つの事業を追加統合できたほどだ。

 「私はCIOとして過去にもいくつかのERPを導入してきました。しかしこれほど順調に進んだ例は経験がありません」とアンシュッツ氏は話す。「最高のチームと、CEOの強いコミットメントのおかげだと思っています。18カ月足らずのうちに、当社のフロントエンドとバックエンドのシステムを完全に新しいものにすることができました。リスクもあるこのプロジェクトでオラクルをパートナーとして選んだのは、大きな信頼を寄せるオラクルなら間違いないと確信をもっていたからです」。

 導入中にはハードウェア、ソフトウェアに関する問題がいくつか発生した。しかしいずれの場合も、対応するパッチが24時間以内にオラクルから提供された。「オラクル製品の技術的な問題が原因で、当社がビジネスの変革に集中できなくなることはありませんでした」とアンシュッツ氏は語る。

ビッグデータから価値を生み出す

 新たに導入されたオラクル製品を基盤とするスタックは、計り知れないメリットをもたらした。「顧客の消費行動をより的確に見通せるようになりました。お客様が何に価値を見いだしているかがわかるため、さらに高い価値を提供することに注力できるのです」(アンシュッツ氏)。

 ULはオラクルのIDやアクセス管理のためのソリューションを使用して、社内外のユーザーの識別と認証のためのセキュリティ・フレームワークを提供するとともに、同社が提供する重要な情報が適切に保護されるように、各ユーザーにきめ細かなアクセス権限を設定している。同時に、ULではOracle Fusion Middlewareを利用することで、保有する膨大なデータから新たなチャンスを生み出している。「従来のアプリケーションと新しいアプリケーションを連携するために、Oracle SOA Suiteを使用しています。これにより、毎年数十万件に上るお客様との取引データを利用し、そこから新しい価値を創出できるのです」とアンシュッツ氏は話す。

 ULは、Oracle ExadataやOracle Exalyticsなどのオラクルのソリューションによるビッグデータ活用のための基盤を構築する一方で、スマートデータにも重点を置き、顧客が製品やサービスを最適化するために必要とする重要な情報の抽出をサポートしている。

 「オラクル製品を基盤とした当社の新しいプラットフォームを活用すれば、サービスと情報をインテリジェントに組み合わせ、お客様、そして当社にとって、さらなる価値を創出できるようになります」とアンシュッツ氏は話す。「ただ単に巨大なリポジトリやビッグデータ・ウェアハウスを構築するということではありません。適切なタイミングで適切な場所へ、柔軟にデータを届けることによって、真の価値を生み出せるようになったのです」。

より安全な未来のために

 テクノロジーとビジネス、それぞれの変革プロジェクトを完遂し、メリットがメリットを生む成功のスパイラルを手にしたUL。「ITとビジネスを変革した結果、市場での競争力はいっそう高まりました」とアンシュッツ氏は強調する。

ULのCIO、クリスティアン・アンシュッツ氏によると、オラクルの専門知識とサポートがULのビジネスの変革に役立っている。「オラクルの深い知識と幅広い経験が、変革を進めるにあたり役立ちました。オラクルこそ、この変革の立役者であり、当社が現在迎えている創業期に次ぐ第2の成長期の要なのです」。

 競争力向上を図るうえで重要な要因となったのは、オラクルの専門知識を活用したことだ。「オラクルの深い知識と幅広い経験が、変革を進めるにあたり役立ちました。オラクルには、当社にない知識や経験があると信頼していました。結果として、それが正しかったことが証明されたのです」とアンシュッツ氏は話す。「オラクルこそ、この変革の立役者であり、当社が現在迎えている創業期に次ぐ第2の成長期の要なのです」。

*1 工業製品や日用品で使用されている化学物質と人体や環境への影響との関係を明らかにし、総合的なリスク評価・管理手法の開発を通じて、安全で持続的発展可能な社会の構築を目的とした取組み
*2 Enterprise Resource Planning:統合基幹業務

SNAPSHOTS

UL
ul.com

本  社:米国イリノイ州ノースブルック
従業員数:1万1,000人
オラクルの製品とサービス:Oracleデータベース、Oracle E-Business Suite(Oracle iReceivables、Oracle iProcurement、Oracle Compensation Workbenchを含む40を超える個別のモジュール)、Oracle SOA Suite(Oracle Enterprise Service Bus、およびOracle Business Activity Monitoringを含む)、Oracle Fusion Middleware、Oracle Identity Management、Oracle Exadata、Oracle Exalogic、Oracle Exalytics、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition、Oracle WebCenter、Oracle Business Intelligence Applications、Oracle Enterprise Governance, Risk, and Compliance Manager、Oracle Enterprise Manager、Oracle Application Integration Architecture、オラクルのSiebelアプリケーション

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