Patch Wizard活用でOracle E-Business Suiteの運用効率性を向上
~Oracle Premier Support~

未適用パッチと影響範囲の一覧表示でパッチ適用作業を大幅に省力化

Oracle Premier Supportでは、ソフトウェア、ハードウェア、エンジニアド・システムズを問わず、ユーザーがオラクル製品を安心して稼動し続けることができるよう、サポートポータルのMy Oracle Supportをはじめ、エキスパートのナレッジにもとづくさまざまな機能やサービスを提供している。このプロアクティブなサポートの機能やサービスの詳細をご紹介する本コーナー、今回は、Oracle E-Business Suiteに標準搭載されている、パッチ適用作業を大幅に省力化するPatch Wizardの有用性を紹介する。

 適切なタイミングでのパッチ適用は、セキュリティにおけるリスク低減やトラブルの未然防止のため、システム運用管理において不可欠な作業だ。しかし、関係するシステムやユーザーに影響を与える可能性を考慮し、事前検証には多くの時間と手間が費やされる。この課題を解決するため、包括的なグローバルビジネス・アプリケーション統合スイートであるOracle E-Business Suiteには、パッチ適用に関する作業負荷を軽減するツールとして、Patch Wizardが標準で組み込まれている。

 Patch Wizardがまず役立つのは新規導入時だ。Oracle E-Business Suiteの本番運用を開始する際、すべての「推奨パッチ」を適用し、既出の不具合やセキュリティ脆弱性などの問題を、事前に解消しておく必要がある。しかし、適用のタイミングによって推奨パッチが多岐にわたる場合もあり、現在どのような推奨パッチが公開され、そのうちどれが適用済みで、どれが未適用なのかは、サポートサービスのWebサイトのMy Oracle Supportを検索し、個別に確認しなければならなかった。

 Patch Wizardを利用すると、公開されているパッチだけでなく、適用済みかどうかまでもが一覧で表示されるため、推奨パッチの適用漏れを防ぐとともに、Oracle E-Business Suite導入時の準備作業の省力化と運用開始までのリードタイムの短縮ができる。

 導入後の運用フェーズでも、Patch Wizardの利用にはメリットがある。Oracle E-Business Suiteを安心して利用し続けるには、本番運用開始後に公開される「集積パッチ」も随時適用していく必要があるが、その結果ユーザーの操作画面が変わり業務に影響が及ぶ可能性もある。Patch Wizardの画面では、パッチ適用によって変更されるファイル、影響を受けるユーザー権限や人数を、事前に把握できるようになっている。

 従来こうしたパッチの影響範囲の特定は難しく、個々のパッチについて、多大なコストと時間をかけた検証を重ねなければならなかったが、Patch Wizardの利用によって、こうした煩雑な作業が大幅に簡素化され、管理者の負荷が軽減される。影響を受けるユーザーが限定的である場合は個別対応し、多数のユーザーが影響を受ける場合は全社的な告知をおこない、講習会を準備するなど、メリハリを利かせた対応も可能となる。

 こうしたPatch Wizardの活用で、Oracle E-Business Suiteの作業負荷を減らすることは、運用コストの最適化にもつながる。

Oracle Premier Support情報

ページの先頭へ